ありがとうの日09

時が経つのは早いもので七月十六日で新潟県中越沖地震から二年が経ちました。
景気が非常に厳しいと言われている世界的な不況の昨今、全国的にはやや持ち直しだしたといわれてはおりますが、市内でも求人が少ないなど厳しい経営状況がそこらじゅうで聞こえてきます。

しかし、思い起こせばそれ以上に当社にとって中越沖地震直後の方がひどいありさまでした。
地震後、納品前の商品は崩れ、棚が倒れ、ディスプレイは机から落下し、印刷機械が動くなど、会社の内部がひどい状況の時、父と私は、途方にくれました。

新聞記者である父は地震直後から、新聞の発行のために動き始めますが、残念ながら、電気が通電していないため、印刷機すら動きません。
そして自分の家がたいへんな状況の中で社員の皆さんは会社のために休むことなく掃除に来てくれました。
取引業者の皆さんは早期の復旧に尽力してくださいました。

しかし市内の営業先の工場・企業の事業がストップ、当たり前のように企業より個人の復旧が優先されました。
その間の印刷物の注文などあるはずがありません。
元どおりの生活に戻るための必死な毎日でしたが、ただただ我慢の日々でした。

あれから二年が経ち、新潟県中越沖地震という世界的不況以上の経験から一皮向けた当社。
全国からの激励の注文に力をいただき、不況に負けずこれからも皆様に喜んでいただける印刷サービスを作ってまいります。

さて、地震があろうとなかろうと子供達は元気です。
しかし、一見元気に見える子供達も大人達の環境の変化を、大人以上に敏感に感じているかもしれません。
地震、不況に見舞われた、この街に何か明るい話題はないのでしょうか。

私の所属している、(社)柏崎青年会議所、ふるさとリフォーム委員会は考えました。
地震後点検のためストップしている東京電力柏崎刈羽原子力発電所、エネルギーの街柏崎という意味も含めて、昨年に引き続き、全国の皆さんの支援に感謝する日として「ありがとうの日09」、光のページェント事業を行いました。
神戸に比べたら紹介することも恥ずかしいレベルですが、それでも約三週間をかけ一生懸命作った作品でした。

ありがとうの日09当日はあいにくの雨でしたが、水の反射がまた光を拡散させ、幻想的な夜となりました。
内容はステンドグラスと、ペットボトルで組み立てられたLED(発光ダイオード)約1万個のオブジェにライトアップ、キャンドルイルミネーション、新潟工科大学の一・二年生の皆さんにもご協力をいただき、トキめき新潟国体のキャラクタートッキッキも登場、子どもから大人まで喜んでいただける事業となりました。

市主催の陸上自衛隊の復興コンサート後、会場皆でカウントダウン、「スイッチオン」の発声後、拍手と歓声が起こりました。
夢や希望だけで食べていける時代では決してありませんが、柏崎にだって明るい未来、夢がもてるということを何より子供達に感じてもらえたのではないでしょうか。

愛するべきふるさとであれば、子供達も必ず未来の柏崎を支えてくれるはずです。
がんばろう輝く柏崎 さらなる未来へ!

この記事の著者

(株)柏崎インサツ

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