ふるさとの宝『綾子舞』!感動を永遠に!!!

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海老すくい(撮影:中村)我がまち柏崎の誇る国指定重要無形民俗文化財『綾子舞』が、その伝承活動500年を記念して、昨年の9月14日、15日の2日間にわたり、『綾子舞伝承500年祭~阿国歌舞伎から400年~』と題し、日本芸術文化振興会の助成を得て、民俗芸能学会との共催で開催されました。
9月14日は、市民会館を会場に、民俗芸能学会主催による基調講演・シンポジウム、そして、静岡県中川根町の「ヒーヤイ踊」、糸魚川市の「おててこ舞」、そして「綾子舞」の3つの国重要無形民俗文化財の共演が行われ、翌15日は、大雨上がりのなか、「綾子舞会館」前芝生広場特設ステージにて、例年の現地公開に加えて、中国・韓国・日本の3舞踊団が出演し、花を添えていただくとともに、「綾子舞椿」の記念植樹も行われ、2,000人にものぼる来場者で盛大な会となりました。
『綾子舞』は、常陸(ひたち)踊・小切子(こきりこ)踊・堺(さかい)踊等の若い女性の演じる小歌踊(11種)と、海老すくい・三条の小鍛冶(こかじ)・閻魔王等の狂言(12種)と、猩猩(しょうじょう)舞・亀の舞等の囃子舞(22種)の3部門からなり、鵜川の女谷(おなだに)の地において、下野(しもの)と、高原田(たかんだ)の両座元によって、伝承活動がされております。
私と『綾子舞』との出会いは、柏崎青年会議所在籍時代の平成3年に、「ふるさと再発見事業」の中で、「綾子舞ルネッサンス’91~今、新たなる感動を」を担当させていただたことに遡ります。
昭和51年に国指定の重要無形民俗文化財に指定された『綾子舞』も、当時、過疎化の荒波の中で、伝承者育成のあらたなる模索をはじめた時期であり、鵜川の『綾子舞』から柏崎市の『綾子舞』への、さらなる脱皮の年でありました。
以来、旧鵜川小での伝承学習が、南中&新道小、そして、柏崎市内の希望する小・中学生へと受け継がれており、現在54名の生徒さんが学ばれております。
小切子踊(撮影:中村)昨年は、4月のアメリカ・シアトルでの「さくら祭り」での公演にはじまり、恒例の「風の陣」出演、6月13日の南中学校における天皇皇后両陛下行幸啓、そして、新道小の「保護者学級」での公演等をはじめとして、その名声は、ひろく海外でも、評価をいただいております。
伝承500年の長い道のりを振り返る時、両座元関係者のご努力・ご尽力は勿論こと、市文化振興課、綾子舞後援会、学校関係者、鵜川地区の皆様の多大なる応援に心から敬意を表したいと思います。
私どもも、あらためて、「こころの豊かさ」を考えるとき、これからも『綾子舞』の心をしっかりと受けとめていきたいと思っております。
本年は、祝日法の改正で、9月12日(日)が「綾子舞現地公開」の日となりました。
「百聞は一見に如かず。」~市内の方も、市外、県内外の方もぜひ一度、「綾子舞」のこころに触れていただきたいと思ってやみません!!

中藤商店 中村 藤浩

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