世界で2番目に小さい国

01昨年、友人からモナコにF1観戦に行こうと誘われて行って来ました。
旅行費用を全額振り込んだ直後に日本で新型インフルエンザの感染者が見つかったという報道があり、パンデミックになるかどうかで右往左往していた時期なので、最悪はホテルに缶詰になるかもと覚悟をして出発しました。
しかし、ヨーロッパではテロ対策の方が厳しく、ヒースロー空港では靴まで脱がされている人がいたほどでした。

モナコ公国は南フランスの俗にコート・ダジュールと呼ばれる海岸線沿いにある小さな国です。
面積が2平方キロメートルに満たないですから散歩しているだけでうっかりすると隣のフランスに入ってしまいます。
実際、パスポートなしで国境を行き来できるので入国のスタンプは頼まないと押してくれません。
ほとんど観光記念スタンプですね。

02モナコは街中の公道でF1レースが行われることでも有名ですが、なんといっても1956年にレーニエ3世がハリウッド女優のグレース・ケリーと結婚したことで世界中の注目を集めました。
これは高台にある旧市街の歩道に設置された写真ですが、ほんとうにきれいな人だったのですね。
モナコでは古いお店ほど古い公室の写真を飾っているそうです。

03モナコは国土が狭いですが高低差に富んだダイナミックな地形をしています。
そのため移動は如何にエレベータを活用するかなのですが、何故か隠されている場合が多いのが困ったものです。
慣れないと目の前に見えている場所に行けないという事態が多々発生します。特にF1時期は、街中のメイン道路がコースとなり、立ち入り禁止とタダ見禁止のためにすべて壁で覆われますので、なおさら移動が困難になります。

なお、レース期間中、1日だけコースを開放して一般の通行を許可するコース見学日がありました。
コースを歩いて一周してみたのですが、予選でF1のタイヤがこすったゴムの黒い跡が生々しく残っていたり、コースに出入りするためにガードレールが取り外せる構造になっていたりするのがわかって面白かったです。

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写真はモナコF1名物のローズコーナーです。
大きなF1の車体でこの狭いコーナーを360度ターンするのですからF1ドライバーというのはとんでもないですね。

モナコの人口は3万人強程度ですが人口密度はかなり高いです。
タックスヘイブン目的のお金持ちが国土の狭いモナコに住むためにマンションが林立しているためだと思われます。
普段は閑散としているのでしょうがレース本番の日はこんな感じでごった返しています。

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また、ちょっと広い通りにでるとフェラーリが大衆車のようにたくさん走っています。
いくらモナコにセレブが集まっているにしても、たぶんF1という車好きのお祭りにファンが集まっているのでしょうね。

06F1のコースは、海岸沿いの細長いモナコ公国を端から端まで走るため半分は海に面しています。
このようにヨットハーバーに面したホテルからはレースを見ることができるため鈴なり状態になります。
ホテルが倒れてこないかちと心配になるほどの熱狂振りでした。
でもあそこは日陰も飲み物もトイレもあるでしょうから特等席ですね。
1部屋100万円でも10人も入れれば元がとれるでしょうから宿泊費はいったいいくらなんでしょう。

一般のレース観戦者は、仮設ベンチに割り振られた大人がやっと座れる程度の全席指定の狭い席で日干しになっているのですが、湾内にクルーザー停泊許可を持っているお金持ちはビーチチェアなどに寝転がりビールを飲みながら観戦します。

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コースを挟んで天国と地獄といった感じです。
また、どう考えても狭い湾内に無理やり入ってきている大型クルーザーなどはスモークガラスで中がまったく見えずどこぞの王族かという感じです。
モナコのF1では、チェッカーの瞬間に湾内に停泊しているクルーザーやヨットが一斉に汽笛を鳴らす習慣があります。
絶好調のバトンが優勝した瞬間に居合わせてその雰囲気を味わえたときには感動しました。

08ちなみに宿泊したのはフランスのニースです。
モナコへは電車で20分くらいでいけるので不便は感じません。カンヌにも近くいろいろ遊びにいけます。
でも、お国柄の違いでしょうか、駅近くの路地でこんな縦列駐車を見かけました。
坂道でこんなにぴったりくっつけて停めていったいどうやってでるのか不思議です。

帰りはコート・ダジュール空港が満杯の為、イタリアまで足を伸ばしてミラノから帰ってきたのですが、バスの運転手が混雑を避けるためとんでもない迂回路を通ったためミラノ観光のおまけがついた楽しい旅行でした。

東京レコードマネジメント(株) 神林 良人

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