10年後の楽しみ

みなさん、『ラグビー』というスポーツをご存知ですか?
柏崎では学校で部がなく馴染みがない方が多いことと思いますが、楕円のボールを後にしかパスをしてはいけないというスポーツであることくらいは知っている人は多いかと思います。
日本では、野球・サッカーに比べれば競技人口は少ないですが、ヨーロッパ、南半球ではサッカーと人気を二分するスポーツなのです。
ラグビーW杯オリンピック、サッカーW杯に次ぐ大きなイベントとしてラグビーW杯も開催されていますが、さる7月28日ついに2019年に第9回W杯の日本開催が決定しました。

ラグビーとの出逢いは、かれこれ約25年前になります。
その頃私ははご他聞に漏れずスポーツといえば見るもやるも〝野球〟だろうという感覚でした。
そんな時、ある友達から正月にある大学ラグビーが面白いと紹介されて何気なく見た早慶戦や早明戦で試合前から目を赤く晴らし高揚しひたむきにプレーをしている姿に引き付けれるものがありました。
実際にプレーをする機会には恵まれませんでしたが、見るだけでも熱い感動がありラグビーにのめり込んでいきました。

ラグビーの魅力とは走る(陸上)、投げる(野球)、蹴る(サッカー)、当たる(アメフト)、飛ぶ(バレーボール)等、スポーツにおける全ての「動作」を必要とし、15人でプレーしますが体が小さくても背が大きくても、そして体重がある人など全ての体型の人間にも鍛えることでプレーできるスポーツであることでしょう。
大男の鋼のように鍛えた肉体がぶつかり合うフォワードの肉弾戦。
体が小さくても俊敏性に溢れパスやキックでゲームメイクをし時には2mの大男をも捨て身のタックルで仰向けにするスタンドオフ。
ラグビースクラムハーフ、バックスのスピードと華麗なステップに驚嘆などプレーの魅力を言い出したらきりがありません。
そして、ラグビーとは人間形成でも大切なものを持ってます。

有名な言葉として「One For All、All For One」があります。
「1人はみんなのために、みんなは1人のために」という意味です。
一人ではなくみんなで思いを一つにしてボールをつなぎゴールを目指す、なんて素敵な言葉なんでしょう。

また、ラグビーの場合、試合終了を「ゲームセット」や「エンドゲーム」等といわず、「ノーサイド」というラグビーだけが持つ、素晴らしい言葉があります。
試合終了のホイッスルが鳴れば、それまで戦った敵も味方もなく、ラグビーを愛する者同士がお互いの健闘を称えあうこと。
競争社会と呼ばれる現代で忘れられがちな「互いを尊重し、相手に敬意を払い、思いやる心」を、ラグビーは教えてくれます。

そういった、他のスポーツでは垣間見る事ができない「精神」があるのも、ラグビーの魅力です。
ラグビーもう言い出したらキリがありません、皆さんも時間がありましたらプレーだけでなくそういった精神面のところも着目して見てください。

残念ながら、日本の実力は世界から見ればまだ弱いですがあと10年後に日本がどれだけ世界に近づけているか、そして10年後世界最高のレベルの試合が直に見れるかと思うと胸が高ぶります。
10年後、威風堂々と大手を振っていけるように日々頑張らねばと思う今日この頃です。

三清酒店 三井田 則雄

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