注染(ちゅうせん)!?

東日本大地震により、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

東日本大地震より、早3ヶ月が経とうとしております。寒い季節から暖かい季節にかわり、当店でもそろそろ夏物の時期となってきました。
夏のキモノと云えば、絽・紗袷・上布等など様々なモノがございますが、先日、当店でも冬場に片付けていた浴衣生地を店に出してきた際に【注染】というラベルが目に着きました。
そこで、この【注染】について少々お話させていただきます。

注染そめとは、書いて字のごとく染料を注ぎ込む独特な染色法です。
この染色法は、主に手ぬぐい・浴衣に多く用いられております。「注ぎ込む方法?」とイメージがわかないと思いますのでその工程を簡単に説明しますと・・・

  1. 生地に型枠を用いて、防染糊を置きます。
  2. 生地を型の大きさに折り反し、①の作業を繰り返します。
  3. 糊置きが終わったら、染色代の上に置き漏斗の様なもので、染料を注ぎ込み下から染料を吸引します。
  4. 最後に水洗いで、防染糊を洗い流し乾かす。

以上が簡単な作業工程であります。

3の工程で、染料を注いで染めることから、注染とよばれています。
注いで染めるので生地の表と裏の見分けが分からない位しっかりした染上がりとなります。
生地の表と裏これから夏に向かい、浴衣が着れる時期となってまいります。
注染で染められた浴衣を・・・とお考え方は、是非お気軽にご来店ください。(笑)
浴衣

きものと帯 三宅 三宅 克

関連記事

おすすめ記事

登録されている記事はございません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る