「違う」と、わかってもらいたいこと

「eこって柏崎」の事務局、柏崎商工会議所の会田です。
地震から20日が経ちました。今日の日曜、やっと休日らしい日かも。

今日は一日中、東京ガスの人たちがうちの町内でこの地区を復旧しようと奔走していました。もう少しのようですが、これが何日も続いているんです。
私たちの生活を元に戻そうと全国の多くの人たちが活躍しています。自衛隊の人たち、ボランティアの人たち、それだけでなく多くの人たちに「ありがとうございます」。感謝、感謝です。
わがeこって柏崎にも全国から応援をいただき、メンバーの元気を呼び起こしています。ありがとうございます。
ただ、これだけは「違う」と、わかってもらいたいことがあります。
8月3日柏崎の海が元のようににぎわうことを願ってそれは「放射能が漏れた日本海では泳ぐこともできないし、魚も食べられない」ということが、半ば常識化していることです。
確かに地震発生時、柏崎の原発で黒煙が上がりテレビに出ました。また揺れによって放射線が外に出た。これも事実です。
ただ、「出た」ということが多く露出し、漏れた量やその影響については気が付かないくらい少ない露出なのは何故なのでしょうか?
これでは「放射能が外に出たこと=泳げない、日本海の魚はダメ」いうの気持ちになってもしかたがありません。

日常的にも法的にも全く影響のない量なのです。写真はおとといの柏崎番神海岸の風景です。「放射線漏れ=悪」だとしたら、この地球で生きる人が自然界から日常的に受ける放射線をどう考えるんでしょうか?
この問題で柏崎だけでなく、新潟県内、いや、山形の日本海側まで宿泊のキャンセルが出ているそうです。

今、この被災地に来ようとする観光客はいないでしょう。しかし柏崎から遠い新潟県内の観光地や山形県にまでキャンセルがでることは私たちの望むところではありません。
バランスよく伝えられなかったこの認識がすぐ変わるとは思いません。しかし私はこの反対側の事実も伝えたい。
みなさんの周りにも伝えてください。一面的な伝わり方を変えたいんです。
ネットの可能性と、人と人の繋がりを信じて。

柏崎eこってIT研究会 発行日が遅れたことをお許しください

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