酒造りの神様 お札ととおしゃもじのお話

平成19年1月1日。ニュースをご覧になっている皆様、eこって会員の皆様、新年、明けましておめでとうございます。
年の始めに晴れのeこってニューストップバッターを担うことができ、大変うれしく思っています。
この記事がアップされるのが1月1日ということは、どう考えても去年の年末の年も押し迫った頃に書いている事は想像できると思います。

当蔵の神棚確か2、3年前にもこんな経験をしたような、本当についているなぁ?

そんな状況の中、頭の思考回路がほぼ満タン状態でのご指名だったので、びっくりするやら、原稿〆切まで時間があまりないのにどうしたら良いのか戸惑うやらで、困っていたのが本音でしたが・・・

いろいろ考え、結論としてでたのは、自分のところは酒造りに携わっている会社だし、年の初め、お正月にやはり縁起の良い事を紹介しようと思い、今回は酒造りの神様のお札とおしゃもじを紹介します。

松尾大神は京都の松尾大社(聞いた事あるかもしれませんが)という神社に祭られている酒造りの神様と言われており、全国の酒造会社では広く知られている有名な神社であり、神様です。

毎年、酒造りが始まる頃、ここも新潟の中で酒造りの神様が奉られている白山神社を介してりっぱな御札とおしゃもじが送られてきます。

お札は皆さんが初詣などでお買い求めになられるものと同様だとおもいますが、なんと言ってもユニークなのがおしゃもじでしょう。

松尾大社のお札とおしゃもじ酒造りといえば、気候、水、そしてなんと言っても米がつきものです。
その米を、昔、機械の無い頃には、今でいう大きなおひつのふたを取ったもののようなものに、米を大きなしゃもじのようなものを使って盛ってふかしていました。
そのなごりを引いている物として送られてくるものと思われます。
やはりお米は重要なものですから、それを盛る重要な道具ですので神様同様、崇め奉られているものだと思います。
(蔵の中で写真鮮明でなくすいません)
当社も去年の終わり頃から新しい酒造に取り組んでおりますが、当然大切に毎日お参りし、良い日本酒ができますようにと祈願しております。
原酒阿部今年は日本酒メーカー、ひいては当社にも追い風が吹いてくるようにと新たな気持ちで新年を迎えがんばりたいと思っています。
幸いにも去年の終わり頃から「eこって」がとりもってくれたおかげで、発売するに至った「原酒・阿部」が一年経っても、今まで以上のお問い合わせや引き合いを頂いており大変うれしく思っている事を付け加えさせて頂きます。

堅苦しい話が続いてしまいましたが、初詣に行かれた方も、これから行かれる方も、『一年の計は元旦にあり』。それぞれみなさん、「eこって」メンバーが新たな気持ちで出発され、今年一年が良い年であります様お祈り申し上げます。
また、箱根駅伝の時期が来ました、これが来ないとやはり正月が始まらない!
今年も楽しみです。
母校日大よ、頼むぞ・・・今年こそ総合優勝だ!

阿部酒造株 阿部 庄一

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