生活の中で受け継がれてきた笹団子

笹団子とは、いつの頃からか雪国新潟で春の訪れを待ち田植えという一大作業を終えた新緑の頃、新しい笹の葉を摘み米の粉をこねたものを俵型に丸め一つ一つ大切に包み、すげで結んだ団子のことです。
手づくりの笹団子団子の生地の中にヨモギの葉であったりヤマゴボウの葉であったりとそれぞれの家の味を大切な人に思いを込めて手作りしました。
母から娘へ受け継がれ故郷の風物詩として遠くに住む親戚にちまきと一緒に送ったものでした。
もらった人は故郷を想い懐かしみ毎年楽しみにしていると聞きました。
お祭りやお祝い事、田植えの後の五穀豊穣を願う特別なふるまいとして手作りされました。

笹の葉でくるむと日持ちするとか、新芽を食するとか昔の人の知恵はすごいです。
笹団子の起源は、戦国時代の越後の武将・上杉謙信が戦に行くときに、携帯食・保存食として持って行ったとされています。
また、1939年の新潟国体で新潟県の名産品としてPRしたところ全国に広まったそうです。
いつの時代も、大切な人を想い体にやさしい食べ物として受け継がれてきたのですね。

昨年、小学校の総合学習で、地域のお年寄りに教わりながら親子で笹団子を作りました。
想像以上にすげの結び方が難しかったです。
一緒にこね、包み、結び、ゆで、湯をきる為に吊るしたりと、とても手間のかかる作業でした。
その後、試食しましたが手作りの味は格別でした。
今でも、大切な人に届けたいふるさとの味として受け継がれていると知り、温かい気持ちになれました。

この記事の著者

(株)小竹食品

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