ヤゴが育つ田んぼ

昨年9月21日のeこってニュースを書いてから1ヵ月後、忘れもしないあの中越地震。あの時は約10分間隔で地震が数えきれないほど来ました。
田植え風景でも6時半位の地震は立っていられないほどでした。
震度6弱以上だったのではないでしょうか。我が家は市の判定で半壊でしたが、建物そのものは倒壊率約50%ですから、大変の被害を受けました。

やむなく今年5月解体。10月末に家も完成し、ようやく復興への第一歩を踏み出したところです。
やごの羽化地震前から今年の作付面積を増やす予定だったところへ、地震のあと始末やら家の新築などいろいろ重なり、思い返してみれば大変な年でした。

さて有機栽培を実践する私の田んぼでは、地震にもめげず9月7日からの稲刈りを経て10月8日の最終調整で何とか収穫をすることができました。
そして今年も私の田んぼのヤゴがたくさん羽化し飛び立っていきました。
「ヤゴ」はもちろん「とんぼ」の幼虫です。ヤゴのいる田んぼは決まってしまいます。殺虫剤や除草剤を使う田んぼでは生きていられません。とんぼも解っているようでそういう田んぼには産卵しません。

私の田んぼは薬剤を使わないからこそ、多くの生き物が住んでいるのです。

はさがけ私の田んぼのコシヒカリは100%有機栽培をめざして種子の温湯殺菌から種まき、田植えを行い、自家製極上発酵肥料をまき、人の手で除草を行いました。
稲刈りまで半年間、自分の子供のように育ててきたお米です。

田んぼの草取りの時にもたくさんのヤゴを見ました。以前のように、秋になるとたくさんの赤とんぼが翔ぶ風景を夢見て、地球にやさしい農業をさらに続けて生きたいと考えています。ぜひ一度当社の「有機の恵みコシヒカリ」をお試しください。

ミツワモータース(株)  上野 治

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